希望の礎として、これからの100年へ
ホメオパシーの勉強会に参加した時だったでしょうか、渡された資料の中に、1923年のシュタイナー講演録の一部が入っていました。多くの人の手と多くの年月をかけて作り上げたゲーテアヌムが焼失したすぐ後の講演だったのでしょう。日本語訳で読んでもシュタイナーの落胆のようすがつたわり胸が詰まりました。
シュタイナーが愛したゲーテアヌムは1922年の大晦日に焼失しましたが、今ドルナッハには燃えないゲーテアヌム😊としてコンクリート建築のゲーテアヌムがたっています。コンクリートが人の精神を包み込む愛の建築物となるのか? このテーマはコンクリートに囲まれた社会で生きる現代人にとって大切なテーマではないでしょうか。そして、YES!と答えてくれるゲーテアヌム、この建物以上に私たちに愛を感じさせてくれるコンクリート建築は100年後の現代社会に存在しているのでしょうか。
昨年の12月にクリスマス会議100周年記念事業が東京小金井市で開催されました。
そこで展示された「パネル展」を青森県十和田市で開催できることになりました。
ゴールデンウイーク十和田市官庁街の桜並木とともにどうぞご覧ください。
そしてそして、本当に奇跡のような出来事ですが
石川恒夫先生による「展示ガイドツアー&ギャラリー・トーク」
竹田喜代子先生による「響きの楽器体験ワークショップ」
小澤千絵子さんと近清武さんの「二十五弦琴と響きの楽器のコラボレーション」
を開催します。夢のようなGWお楽しみください!
入場は無料です。ご寄付歓迎!
🟢パネル展は
4月27日〜29日
市民交流プラザ「トワーレ」展示室十多目的3
🟡響きの楽器体験は
4月28日 10:00〜11:30
十和田文化センター 2F第4研修室
🟡二十五弦琴と響きの楽器のコラボレーション
4月28日 13:00〜14:00
十和田文化センター 2F第4研修室
詳細は、チラシをご覧ください😊
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スイス・ドルナッハに建つ
第ニゲーテアヌムは、
アントロポゾフィー(Anthroposophie)の
創始者である
ルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner, 1861-1925)の代表的建築作品です。
大小二重のドームで構成された木造の第一ゲーテアヌム(1913-1920)は1922年大晦日に焼失し、
翌1923年のクリスマス会議において
再建が決議されました。
その時同時に普遍アントロポゾフィー協会が設立されました。
そのクリスマス会議から100年。
教育、医学、農業、芸術など、様々な文化領域でアントロポゾフィー運動が展開され、多くの実りをもたらしました。
第ニゲーテアヌムの建築衝動はいかなるものであったのか。
そして、アントロポゾフィーの活動はそのエソテリックな深みからどのように現代と未来に展開されていくのでしょうか。(石川恒夫)
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